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波のない穏やかな時に、スタンドアップやカヌー、カヤックで魚釣りをしている人がだいぶ増えてきています。自分で釣り上げた新鮮な魚ほど美味いものはありませんからね。しかし、水温の高い時、恐ろしい毒をもった魚が含まれている場合もあるのです。脅かすわけではないのですが、僕自身が体験した話です。

ある島にサーフトリップへいった時のこと。その島にいた友人夫婦は、夕食に島でとれたフエダイをスチームした料理を出してくれました。白身をつつくと、少しピリッと舌にきた、感じでした。南方での魚ゆえに香辛料を効かせてあるのだろうと思いつつ、皆で次第に酒の杯を重ねていった。そして、いつしか床についたのだった。
突然、頭がガンガンするようで、目を開けると部屋の中にあるものや自分の腕や足がグニュグニュに歪んで見える。なんだ、なんだ島の精霊にでも嫌われたのか。
吐き気もして、どうやら神経がやられている。腹も痛く、床を這いずり回るようにトイレに向かうと、友人たちも御用だった。
翌朝、島の診療所での結果は魚の毒によるものだった。お尻にブチュと注射を打たれ、こう言われた。「中毒の症状が、消えるまでに2〜3週間はかかる。中毒の症状がなくなっても、魚の毒は体内に残り、次に魚の毒が体内に入ると大変なことになる。だから、この先1年は魚を食べないように」
この島とはタヒチの離島での話。中毒の症状はあってもここまで来てサーフィンを断念できまいと、お花畑のようなリーフの上で極上のレギュラーブレイクのポイントへと入る。すると20分もしないうちに鋭利なもので刺されるように痛くなり、たまらず海から上がりベッドで毛布に包まり身体が暖まってくると、今度はかゆくてたまらない。こんな中毒の症状が消えたのは、3週間も過ぎた帰国後だった。
この毒はシガテラ毒というもので、死んだサンゴに付着する藻で生成され、その藻を食べた魚が毒を持つことになるのだそうだ。このシガテラ、国内では沖縄や小笠原などやはり暖かな南の海で見られるものだったが、最近は水温の上昇とともに伊豆や房総半島、茨城など関東近海でもこの毒をもった魚が現れている。
もし、魚の身体に丸い斑点がついていたら絶対に食べてはいけない。そんな魚には確実に毒があると、タヒチで聞いたからだ。
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永井巧 Takumi Nagai

BEACH HAYAMA ディレクター。
ライフワークとして、海、自然と人をつなげる活動を行っています。アウトドアアクティビティーの拠点は、地域コミュニティーの場となり、地域風土にそった持続可能な社会に貢献しうるものです。このブログでは、アウトドアアクティビティーから広がるものや、そこに関連するものについて綴っていきます。
簡単に自己紹介です。ものごころがついた時から小学校入学までサンパウロで過ごし、帰国後は都内、金沢に暮らし、現在は藤沢市在住。学生時代は、湘南でライフセービング、及びソマリアでの難民キャンプで活動。卒業後は、タヒチの黒真珠の養殖所で働く。帰国後は、サーフィンの波情報会社、アウトドアスポーツアパレル会社に勤務。また、その間、湘南地域でライフセービングクラブの運営、アウトリガーカヌークラブの立ち上げを行う。

2008年11月までのブログはこちら


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